こんにちは。今回は体験にお越しいただいた時にご記入をお願いする「体験レッスンアンケート」についてお話ししたいと思います。
お稽古サロン・おうち教室において、生徒さまとの初めての出会いの場でもある、体験レッスン。初めてお会いする瞬間は、どんな方がお越しくださるのか講師側もドキドキしますよね。でもそれ以上に生徒さまの方が、緊張して体験にお越しくださっているものですよね。
体験レッスンは、生徒さまにとって、この習い事は楽しいかな?向いているかな?どうやってやるのかな?先生はどんな人かな?どんな場所でどんな雰囲気なのかな?自分にできそうかな?続けられそうかな?と
今後どうするかを決める時間でもあります。
体験レッスンを終えて、アンケートにてご感想は聞かれていますか?アンケートをご記入いただくと、ご本人さまがなぜお越しくださり、どう感じたのか伺うことができます。
また、体験のアンケートをご記入いただけると、体験レッスンで感じたり気づいた点を意図的にはっきりと自覚させることにもつがなります。
体験のアンケートを通じて、どこかご不安のようなものを感じているかもと伝わったら、フォローをしたり、もっとお話を聞くようにしたりとできる対策はあります。お答えいただいた体験アンケートを「お客様の声」として、使わせていただいたり許可をいただけたら掲示できます。
未来の理想の生徒さまにより来ていただけるようにするために、どうしたら良いのかがこの体験アンケートから読み取れ、今後の集客の参考にもしていけます。
◆体験レッスン後アンケートで尋ねると良いこと
①どうやって当教室をお知りになりましたか?
ブログ?インスタ?フェイスブック?ツイッター?チラシ?ご紹介?どこがきっかけでお知りいただいたのか、聞いてみましょう。きっかけとなった媒体を知り、より積極的に集客活動を深めていくことができますね。
グーグルなど検索で知った、というのであれば、どんなキーワードで探したのか、なんて検索したのか必ず聞くようにします。
②どうして当教室にお越しくださいましたか?
体験レッスンを受けるに至った理由やきっかけ、どんな決め手から体験レッスンをご受講いただけたのか聞きます。
その理由が、あなたの想いや理想に当てはまっていれば、入会率も高くなりますし、SNS等で伝えている、先生ご自身の魅力や理念などがちゃんと伝わっていると捉えられますね。体験アンケートの質問からここまで読み取りができるのです。
③当教室を知ってすぐにお申込みくださいましたか?されなかった場合、どんなご不安がありましたか?
何が不安だったのか?どの点が気になり申し込めなかったのか?それはお金や予定、覚悟等のご自身の問題なのか、SNSやご案内時の説明不足などが原因なのか。案内や説明不足、言葉が足りなかったとわかれば、ブログなどに追記したり再度ご案内したり改善します。
そもそも体験レッスンに来ることはとてもドキドキするものです。少しでも不安を取り除けるように、安心してレッスンにお越しいただけるご案内をしていけるように改善していきましょう。
④ 体験レッスンを受けてみてよかった点など率直なご感想をお聞かせください。
レッスンを体験してみてどうだったのか?講師の教え方はどうだったのか?よかったところや嬉しかったところなど、アンケートにポジティブなお答えがいただけたら、そのご感想を活かして、今後の集客にもつなげていけます。今まで気づかなかった点をご記入いただけたら新たな強みの追加にもなりますね。
⑤ レッスンにお越しいただく前、どんなことに悩んでいましたか?
生徒さまが何を解決したくて、何ができるようになりたくて、ご検討いただいているのかを知りましょう。お悩みを直接知ることはとても大切です。その不安や悩みを解消できるレッスンはありますか?アンケートも大事ですが、お悩みや問題、こうなりたいを解決するサービスがなければ繋がりません。
逆に提供できないメニューがあるなど、方向性が違う場合は、生徒さまのためを考えてお断りするのも実は誠実なスクール運営には必要です。
⑥今後チャレンジしたいメニュー、やってみたいカリキュラムはありますか?
お持ちのメニューにもよりますが、次に何を作ってみたいのか、次に受けてみたいコースは何かを聞き、生徒さまが求めることを知りましょう。どんなニーズがあるのか、何が求められているのか知りたい時、有効な質問です。次につながるメニューをその場でご案内できるようにしておきましょう。
◆アンケート以前に体験前に「この先生から学びたい」と思って来てもらう
先生によって聞きたいことは違うかと思います。体験のアンケート用紙では、質問の数は5つほどにしてご自身の教室に合わせて、活かしていけるアンケートをとるようにしましょう。
集客において、ブログなどをじっくりお読みいただいた上で「この先生から学びたい」あとは最終的に体験してみて申し込むかどうかを確認するだけ、という状態、体験レッスン前にほぼ入会を決めている状態の生徒さまがいらっしゃると入会率はそもそも上がります。
でも、近くの同業者と迷っている状態やこの先生でなければならない理由に気づけていない状態で体験レッスンに参加されると、体験してみて入会はしないというケースがより発生しやすくなります。
体験時にはできるだけ、教室のことや、先生のことを知った上で「ここで習いたい」という状態の方を呼び込んでいけると理想的です。
◆体験レッスンで次回に繋がらなかった場合・・
体験レッスンにせっかくお越しくださり、アンケートでは「楽しかったです」などの記載があったにもかかわらず、講座をお申込み頂けなかった、2回目のご予約にならなかった、という経験がある先生もらっしゃるのではないでしょうか?
そもそも、相性やご縁がなかった、という場合もあります。このような場合は、逆に、お互いのために、むしろ生徒さまのためにも、その方にとってもっとあう場所に行かれる方が大切です。せっかく体験にお越しくださったのに、残念という思いをもたれるかもしれませんが、その方がよい、というケースがあることもそっと知っておきましょう。
アンケートに「楽しかったです」と書かれていた場合、アンケート記入いただいた後に「どこが楽しかったか?」「どんな点が良かったか」具体的にアンケートに寄り添って聞けると、お答えいただく生徒さまご自身が考えて口することで〇〇が楽しかったんだと認識されます。「何が」楽しかったと口にすることで、ご本人の中でも深まります。
その上で、アンケートにご不満の記入がなかった場合、今一度、来てくださった生徒さまが何を求めて、何を解決したくて体験にお越しくださったのかを考え、生徒さまの立場にたってレッスンをお届けできたか振返りましょう。もし、足りなかったと気づきがあったら、次回から体験レッスンの質や内容を改善していければ良いですね。
具体的に改善できることがをアンケートにご記入いただけた場合、賛同できることであればどんどん意見をもとにより良い体験レッスンを展開していきましょう。ただし、なんでもかんでもアンケート全ての意見を取り入れる必要もありません。
今回は、体験レッスンのアンケートについてお話ししましたが、認定講座や継続講座の終了時にも、アンケートをとる時よいですね。その際はまた違った質問をしていきましょう。
◆体験レッスンにおけるアンケートのまとめ
お稽古サロン運営では、お一人お一人の生徒さま、一度だけではなく、二度三度と、レッスンをリピートしていただけるようにしなくてはなりません。
リピートしたい、また来たいと思っていただくためにもアンケートを通じて、アンケートを書いてもらって終わりではなく、改善に繋げよりよいお教室を運営していきましょう。アンケートにご記入いただいたメッセージはより生徒さまに喜んで頂けるお稽古サロンにしていくためのお宝でもあります。体験レッスンアンケート活かしていきましょう。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
体験レッスン用アンケートのテンプレートをご用意しました。このまま印刷して自由にお使いいただけます。枠ありと枠がないタイプ2種類ご用意しました。少しでもお役に立てたら幸いです。